些末事研究
先日の高松出張の折泊めてもらったのが雑誌「些末事研究』発行人の福田賢治・佐々木茜夫妻のお宅。福田くんはいつからかなんてもう覚えていないのですが、時々朝になると家にいる人。一番近い記憶では台所の床で寝ていたことがありました。誤解のないように付け加えると、トビラノさんの友人で、突然やってきて泊まっていくのです。あまりフォローになってませんね。
さて、私は遠出をする時になるべくホテルに泊まりたくない人です。一人で行くならなおさら。せっかくのチャンスなのだから、一人を楽しまなくちゃもったいないという気もするのですが、どうせ行くのだから、誰かの家に泊めてもらってゆっくりご飯食べたり、夜中までおしゃべりしたりしたいのです。それに泊めてもらったら寝るギリギリまでそして朝起きてすぐにおしゃべりができる。これこそ貴重な時間。とりとめのないおしゃべりから、新しいアイデアや企画が生まれることもあるのですから。
という訳で、高松に行くことになって真っ先に福田くんに連絡。「イヤとは言えないでしょう?」という気持ちが伝わったのか快くOKいただきました。
奥さんの茜ちゃんとは初めまして。しかも小さな子どもが二人もいるから無理は言えないなあと思いつつ、2泊もお世話になってしまいました。
美術館での講演が終わって「ただいま〜」と帰る。翌日小豆島の講演に出かける時は港まで送ってもらい「いってきま〜す」と出かける。終わってまた「ただいま〜」と帰る。帰ってくる場所があるってこんなにも落ち着くのかとじんわりしました。茜ちゃんとは意外な繋がりがあるのがわかって一気に親近感。徳ちゃんも梅ちゃんもほやほやとして可愛い盛り!ようようやセツもちょっと前まではこんなだったのか…。と懐かしかったです。
『些末事研究 vol.3』興味深い執筆陣に紛れて私も文章を寄せています。特集は「親と子」たった8人が親子について語っただけでこんなにもバラエティーに富んでいるのだから、日本中、世界中にはどれだけの親子感があるのだろうと気が遠くなる思いですが、かなり面白いのでおすすめです。メリーゴーランドで絶賛発売中です!