500円ちょうだい
今、京都の大丸で絶賛開催中の「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」に連れて行ってもらったようようとセツ。売店コーナーで見つけた1回200円のガチャガチャを一人1回ずつやって帰ってきたのですが、ようようはもっとやりたくてたまりません。どうにかしてお金を手に入れようとあれこれ知恵を絞るのですが、なかなかうまくいかずすっかりやさぐれておりました。
ご飯を一緒に食べていた麻子さんや依子さんに手絞りのオレンジジュース(聞こえはいいけれど、手でギュ〜っと絞って時々味見しながらの現場を目の当たりにしていたらとても飲みたいとは思えない)を「欲しい人に500円で売りますけどどうですか?」と絡むので、ここは母ちゃんの出番と思い、ようように「人が欲しいって思うものを作らな売れへんで、ようようの得意な絵を書いて、それを作品にしてほんまにええなって思ってくれる人がいたら買ってもらったら?」と提案してみました。
これですっかりスイッチが入ったようよう。いつもは私の言うことなんて素直にききやしないのに、「もっと丁寧に心を込めてかかなあかん」とか「年号とサインを入れたら?」とか「一気に500円稼ごうなんて思わないで、小さくてもいいものを作ってそれを100円で売るのはどう?」など私のダメ出しにもめげず、作戦を練りながら5枚の作品を仕上げました。
見せ方が大事と画板に並べ、どうしてお金が欲しいのか理由も書いて完成!早速お寺の章子さんのところに行って交渉の結果2枚の作品が買ってもらえた様子。
「章子さんに怒られるかな?」と内心ビビっていた私ですので、満面の笑顔で帰って来たようように「章子さんなんか言ってた?」と聞くと「他の人には売るな」って言ってた。」とのことでした。
