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西と東

更新日:2020年6月7日




 いっちゃんお返事ありがと。

 あんまり早くきたもんだから、嬉しくって飛び上がった。

 そんでお誕生日やったんやなあ。おめでとう!みんなでお祝いしたんやろか。

 いっちゃんが「ラリー」って言ってたけど、今んとこラリーになってるなあ。

 まあ、ぼちぼち楽しみながら続けられればええなと思ってる。

 西と東。これについては日々思うことが色々あるわ。大人になって初めて飛行機から富士山を見たときにあまりの大きさと圧倒的な存在感にびっくりして「これは間違いなく日本一の山やわ」と腹の底から納得したことがあるねん。こんな山を生まれた時から日常で見てる人と見たことない人ってやっぱりなんか違うんとちゃうかと思ったわ。

 葉山の友人の家に家族で泊まりに行った時、一色海岸まで散歩に行ったん。そしたら、海の向こうになんや富士山にそっくりの山があってん。「へ~富士山に似てる山は日本中にあるもんなんやなあと」思って、犬の散歩に来てたおじいさんに、『あの山なんていう山ですか?』って聞いたら、おじいさんはほんまにびっくりした顔して「富士山に決まってるでしょ!」と言ったもんやから、こっちもびっくりして「え!? やっぱりそうですか! こんなによく見えるんですね」と言ったら、おじいさん呆れてはったわ。それくらい東に暮らす人たちにとっては身近な山で西に暮らすもんにとってはどっかファンタジーやねんなあ。

 私は三重県の四日市生まれ、菰野町育ちやから三重弁。そして京都に来て12年くらい経つから京都弁も混じってると思う。「やに」は三重弁やに。私の周りでは老いも若きもみんな「やにやに」言ってるわ。

 「伊勢のな言葉」って言って、三重の人は話し出す前に「な~な~あんな~」って「な」を多様すんねん。これがないと話が始まらんのやけど、名古屋の短大に行ってた頃は「それかったるい」とか「話始めるまでが長い」とか言われてた。ええやんなあ~別に。

 高校の時の同級生が大学で東京に行ってさ、帰って来ると「標準語」っぽいのを話してて「きもちわる~」とか「カッコつけとる~」って大騒ぎしたり、初めて山手線に乗った時小学生の男子が「君のところのパパさ…」とか話してんのが聞こえて来て「子どもでもこんなドラマみたいな喋り方なんや」と衝撃を受けた事があるわ。いっちゃんも広島の言葉あるやろ? 地元に帰ったら言葉戻る? 方言ってカッコええからみんながもっと使ったらええと思うねん。せやないと廃れてしまうねんで!

 うちらの頃は自転車のことを「ケッタ」って言ってたのに、姪っ子たちに聞いたら、今の若い人たちは「チャリ」って言うらしいねん。「チャリ」なんてなんかカッコつけてるみたいで、よう言わんかったわ。ちなみに原付は「ケッタマシーン」やねんで! あとな三重の人と長机を運ぶ事があったら、絶対「そっちつって」て言われるから、そしたら持ち上げて運んであげてな。これも三重弁で、よそでなかなか通じひん言葉やねん。小学校の給食終わって掃除が始まる時、机を後ろに下げるんやけど、箒の係りの子が「机つって~」って声かけるから。そしたらみんなが机を持ち上げて後ろに移動させるねん。

 今日は方言のことばっかになってしまったわ。30代のこと書こうと思ってたのに。また次回。では良い一日を!


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