July 29, 2010

『夏』

 五味太郎

 絵本館

 1365円

 

 毎日「暑い暑い」と言い、テレビの天気予報の最高気温を見てはうんざりとし、ついつい冷たいものばかりに手を伸ばしてしまうこのごろ。

 でも夏は特別な季節。

 夏休みのあった子どものころも、夏休みのない大人になった今も私は夏が大好きです。

 日常と非日常がいっしょに存在しているような、何か言葉にできない、予感のようなものが漂っているように思える季節。

 五味さんの『夏』はそんな私の気分を写しとったような絵本です。「最高気温」とか「熱帯夜」とかいう言葉にくらくらくる前に、この子のように、全身で夏を感じておかないと、あっという間に夏は過ぎ去ってしまうと思うのです。

 

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