ごもっとも

May 11, 2019

 私の密かな楽しみにお寺の草抜きがあります。お茶室のある庭は白い砂利が敷いてあるので草が生えてくるととても目立ちます。砂利の間から生えた草はちょっと引っ張っただけでするりと根まで抜けるので、これが面白い。日が登る前か日が暮れかけた頃の涼しい時に一人で黙々と草と向き合う時間はなんともいいものなのです。30分もしたらすっきりとした庭と草の山に静かな達成感を味わうことが出来るのですから。

 さて10連休、「いっしょにあそぼ!」と言うセツを誘って中庭へ。「草抜き大会しよ!」と半ば強引に誘いました。初めこそ機嫌よくやってくれていたのにすぐに飽きてしまい「ちがうあそびしよ〜」「もういっぱいとったやんか〜」となりました。仕方なく草抜きがどれ程喜びに満ち溢れた仕事であるかを語りながら手を動かしていると、セツが「そんなにすきなんやったら、ぜんぶとったらあかんやん、つぎのたのしみにすこしのこしときや」と言われてしまい「なるほど!ほんまやな」と妙に納得してしまったのでした。

 

 

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