10:00 - 18:00
木曜日定休
REPORT
石川直樹 報告
ISHIKAWA NAOKI
最後のひとつ前の旅
ネパールヒマラヤ
と
能登
や
奈良
7/9 Tue, 2024
19:00 start
18:30 open
今春、8,000m峰最後の山、シシャパンマ登頂を目指してネパールへと向かった石川さんですが、登山許可が降りず、春の登頂は断念。仕切り直して、秋に登頂を目指すことになりました。春の遠征で起こったことや、秋の遠征に向けた思い、また、帰国した国内での出来事や能登半島への支援についてなど、短くも濃密なこの半年間についてお話しいただきます。
於・徳正寺本堂
定員・50名
参加費・2,500円
書く日記、
読む日記
酒井順子-網中いづる-井上 迅
正子日記をめくって座談会
場所:德正寺 本堂
会費:2500円
定員:70名
ご予約:メリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
tel/fax:075-352-5408
*オンラインでの配信はありません
日時:
七月十五日 (月/海の日)
午後六時開演 (午後五時半開門)
井上正子 いのうえまさこ
1906年(明治39)京都市生まれ。 生家は下京区の真宗大谷派寺院 德正寺。18年(大正7)、京都市立高等女学校(現 京都市立堀川高等学校)に入学。同年5月より日記を綴る(〜 22年9月)。26年、京都府立第一高等女学校(現 京都府立鴨沂高等学校)の国語漢文専攻科二年を卒業。同年、 野田淨曜と結婚、野田正子となる。98年(平成10)、 滋賀県蒲生郡日野の真宗大谷派本誓寺の坊守として天寿を全うした 。行年91歳。
『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館)
井上正子のことを知らない私ではあるが、本書を読むにつれ、編者が納骨堂で初めて日記帳を開いた時の胸の高鳴りを共に感じるかのような気持ちになっていった。百年前の少女の体温や息遣いが日記からは感じられ、少女時代の自分と呼応していったのだ。
酒井順子「誰がために日記を認む」
(『週刊文春』2023年12月21日号)
『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館)が昨秋刊行されて以来、「正子さんのことを知らないのに、読みだしたら引き込まれて一気に読んでしまった」という感想を、男女を問わず何人もの方から聞きました。昨日も御門徒さんからお電話をいただいて、法事の予定を確認したあと、「大事な一冊となりました」と正子日記を読み終えた読後感を伝えられました。それは、この日記が、ひとが生まれて、新しく出会い、ともに過ごして、また別れねばならない、そうした大人になる過程で感じた、人生で誰もが味わうだろう何かが、ちゃんと認められていることを明かしているように思えるのです。生きた時代も、過ごした場所も違う誰かによって日々認められた日記が、そんなふうに読める時がある。酒井順子さんもまた、そのように正子日記を読んでくださった一人です。
本書が、京の町寺に生まれ育った百年前の女学生の日記であることから、わたしは『百年の女』、『女人京都』、『都と京』、『字を書く女』といった酒井さんの著書のタイトルを思い出します。これらのキーワードから正子日記はどんなふうに読むことができるのか?
酒井さんは『百年の女』の「はじめに」でこう書かれています。
まずは百年前の日本へと、時計の針を戻してみましょう。百年の間に変わったこと、そして変わらなかったことが、見えてくることでしょう。
『百年の女 《婦人公論》 が見た大正、昭和、平成』
(中央公論社、2018年)
酒井順子さん、そして酒井さんの本の多くに挿画を描き、德正寺とは家族ぐるみで親交があるイラストレーターの網中いづるさんをお迎えし、「まずは百年前の德正寺へと、時計の針を戻してみましょう」と魔法の杖を振っていただきましょう。
德正寺住職
井上 迅
酒井順子 さかいじゅんこ
1966(昭和41)年東京生まれ。高校時代より雑誌「オリーブ」に寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経てエッセイ執筆に専念。2003(平成15)年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。古典作品にまつわる著書も数多く、『枕草子』の現代語訳も手がけている。他の著書に『枕草子REMIX』『女流阿房列車』『紫式部の欲望』『ユーミンの罪』『地震と独身』『子の無い人生』『百年の女』『家族終了』『日本エッセイ小史』などがある。
網中いづる あみなかいづる
イラストレーター。少女たちの夢やノスタルジーを感じさせる光景を、透明感のある色彩を混濁させながら、或いは墨を用いたモノクロームの表現で伸びやかに描く。文芸書籍の装画や絵本を多く手がけ、店舗装飾やパッケージなど多様なブランドとのコラボレーションを展開している。一保堂茶舗のHPでは「お茶の暮らしイロイロ」の連載カットを担当。第38回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。TIS会員。
井上 迅 いのうえじん
德正寺住職。筆名 扉野良人。2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。昨年11月、大伯母の日記『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』(発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行。
ハリエット・ヴァン・レーク来日記念
『エーディトとエゴン・シーレ』
絵本原画
_________________________________________ 展
2024年 7月20日(土)〜24日(水)
オランダの美術館にある、唯一のエゴン・シーレの油絵「エーディトの肖像」。この一枚の絵から、妻エーディトとシーレの愛の物語は紡ぎだされました。
ハリエット・ヴァン・レークさんの来日を記念して、オランダからやってきたこの絵本の貴重な原画を展示します。どうぞお楽しみください!
ハリエットさんの直筆の作品
小さな手製本などの販売もあります
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ハリエット・ヴァン・レーク & 野坂悦子
*スペシャルイベント*
7月21日(日)
-サイン会-
13:00〜13:30
メリーゴーランド京都
-トークイベント-
14:30〜16:00
德正寺
参加費2,500円(税込)/定員30名(要予約)
絵本のこと、お二人の交流、
たっぷりお話しいただきます。
ご予約はメリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
tel/fax:075-352-5408
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『エーディトとエゴン・シーレ』
ハリエット・ヴァン・レーク 作
野坂悦子 訳
本体1500円/朔北社刊