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素晴らしいタイミング
友人家族がドイツに移住することになりました。京都最後の夜、どうしてるかな、友達とお別れ会などしてるかなと思いつつ、渡したいものがあるから届けに行こうかなあと考えながら電話してみると、「空っぽになった家を今から出て、ゲストハウスに向かうところ」と言うではありませんか。晩御飯を食べたのかと尋ねると「今から」との答え。「だったら家においで!」とかなり強引に持ちかけるといつもなら遠慮しがちなふみちゃんも「今日の私は遠慮しないよ。すぐに行く」と言い、家族3人でやってきてくれました。
あり合わせの材料で急いでご飯を作り、なんとか準備を整えました。
かのちゃんという4歳のセツと同い年の女の子がいるのだけれど、すっかりテンションの上がったセツとようようのことをずっと笑ってくれていて、見ている大人たちもずっと笑っていました。
話したいことがいっぱいあるような、何も話さなくてもいいような穏やかな時間でした。私はすっかりお母さんスイッチが入り、梅干しやら昆布やらをあれこれ詰め合わせ、明日の朝ごはん用にとおにぎりをにぎったりしました。
遠くに行くけれど、またすぐに会えるようなそんな気持ちでした。あの時電話してほんまによかったな。