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Jun

プレゼン力


 ようようと一緒にスーパーに買い物に行きました。お肉屋さんの横に並んでいたレトルトの「ミートボール」を見たようよう、「あ!こんなとこにあった!これずっとずっと食べてみたかってん。買って!買って!」と言いました。「わかるわ〜私も子どもの頃食べてみたかったもん」と言いながら「でも買わへんで〜」と素通りしようとすると「なんで子どもの頃に食べたかったんやったら、ようようの気持ちわかるやろ?なんで買ってくれへんの?みんなお弁当に絶対に入ってるのに、ようようだけミートボール入ってへんのやで!」と言うので、ありがちですが「みんなってだれのことなん?」とちょっと意地悪かなと思いながら言い「大人になったら思いっきり食べてみたらええやん、それまでとっときな〜」と言うと、「だってな、となりの子が食べてたら、もうよだれが出て来ておいしいにおいかいたらな、もう食べたくて食べたくてたまらんくなるんやもん!」と必死です。ただ買って買ってとゴネるなら全く心動かされなかったのですが、あまりの必死さに「わかった!じゃあこのミートボールにそっくりなやつ作ったるわ!」となりました。

 少し甘いケチャップ味の艶々のタレに絡まったミートボールを作ったら、それはそれは喜んで、「ミートボールでごはん一杯食べれる!」と言っていました。

 理由は聞いたことないけれど恵子さんも絶対に買ってくれなかったミートボールやハンバーグ。大人になったら思う存分食べてやると思い、いつだったか買ってみたことがあったけれど、特別美味しいわけでもなく予想通りの味だったことを覚えています。結局私も買わへんのやなあ。おもしょいもんやなあと思ったり、ようようのプレゼン力に感心しりした出来事でした。


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