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  • Jun

100円ちょうだい


 いつも突然スイッチが入るようよう。先日も寝る前に「ちょっと作りたいもん思いついたで先寝てて」と言い工作モードに。気がつくと枕元に作品がおいてあり、なぜだか値札まで付いていました。翌朝ワクワクした顔で「ええのん出来たで!誰か買ってくれるやろか〜」と言うので「なんでやねん!」とつっこんでそのままそのことは忘れていました。翌日、セツが「な〜な〜 せっちゃんがほしいもんってなんでもくれる?」と言うので「どうかな〜何が欲しいん?」と言うと「100円ほしねんな〜」と言います。「え?100円で何買うん?」と尋ねると「ようようのつくったやつかいたいねん!こんなんまえからほしかったねんな〜」とうっとりしながら言うので「あかん、あかんそんなんせっちゃん作ったらええやん?」と言うと「こんなにじょうずにできひんもん!これかいたいねん!」と言うのです。

 そりゃようようは大喜びするやろうけれど、それじゃあようようの思うつぼ。セツはようようの事をなんでも出来るお兄ちゃんとしてとても尊敬もしているし、なんでもようようのようには出来ない自分を少しダメな子と思っているところがあるので私はそこをなんとかしたいなといつも思っているのですが、これは兄弟の定めなのでしょうねえ。

 ようようの作品ですが数日経てば作った兄もあんなに欲しがった弟ももうすっかり忘れていて今日もその辺に転がっているのです。


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