セツ、５才。家事に何かと興味のあるお年頃。夕方「さあ！ダッシュでご飯作るぞ！」と私が気合いを入れると「ウンウン！がんばろな！」と隣で腕まくりをしています。初めの頃は「遊んでる方が楽しいんちゃう？」とか「ウルトラマン見てもええよ」とか気をそらすように誘導していたのですが、そうするとものすごく機嫌が悪くなって手に負えなくなるので渋々一緒に作ることに。作るのはいつも卵とその時ある野菜の創作料理。私がシチリアで見つけたアルミのフライパンがいつの間にかセツのフライパンになり、危なっかしかった包丁もなんとなく使えるようになってきました。

　困るのはようようが食べたがらない事「せっちゃんが作ったんやったらええわ」などと言うのです。だからセツはいつも「たまごようようすきやんな？」とか「おじゃこいれたらようようよろこぶんちゃう？」と健気。

　出来たお料理は火がちゃんと通ってなかったり、味付け忘れてたりいろいろですが、いつの日がセツがご飯を作ってくれる日がくるかも・・・と密かに期待をしています。